木質バイオマス(木質チップの生産)

Sustainable Energy

サステナブルなエネルギー

火力発電所では石炭や天然ガスなどの化石燃料を用いて発電しますが、近年はCO2排出を抑制するためカーボンニュートラルである木質バイオマス燃料(木質チップ)を用いた発電が注目されています。当社では、利用されなければ廃棄物となる住宅解体材や、山林未利用材、間伐材などから木質チップを製造しています。

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Wood Biomass Power Plant

再利用される木材

日本は、国土の約3分の2が森林に覆われた世界有数の森林国です。日本の森林資源は約49億㎥であり、その約6割は、人が植えたスギやヒノキなどの人工林が占めています。
これらの人口林は、定期的に間伐することで健全な森林を維持しなければなりません。木立の間に日光が差し込まず土壌が失われ、土砂崩れの原因等になるからです。
国産材の利用は「植える→育てる→使う→植える」というサイクルを維持して森林の有する多面的機能を持続的に発揮させます。木質チップは、電気エネルギー、紙、その他の用途に使われることで、森林を育んでいるのです。

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Our Models

保有機種のご紹介

安全性、効率性を高めるため最新鋭の機種を導入し、木質バイオマスのトータルシステムを確立しています。

AXTOR8012

木質シュレッダー / チッパーAXTOR8012

国内最大クラスの処理能力を誇る大迫力の最新鋭機。主に林地残材からのバイオマス燃料製造に使用。
欧州圏外第1号機、実際にオーストリアまで出向き導入を決定した1台。
処理能力だけで無く、省燃費製造にも優れ、均一なチップが生産されるためふるい分け等の2次作業を必要としません。また、旧来の機材と比較し、広範囲な素材に対応可能な特長を持ち、林地残材等への適応性も格段に広くなりました。
燃料加工、輸送の段階から省エネ、効率化を実現することで温暖化効果ガスの削減、地球環境保護に貢献しています。

ハイブリッド油圧ショベル

ハイブリッド油圧ショベル

燃料消費量の30%低減で、CO2排出の低減を実現させた地球に優しい新世代クリーンエンジンと、
改良を加えたハイブリットシステムを融合しています。
高い安全性と人へのやさしさを創造し、木材の投入や分別など力強い活躍です。

チップ運搬車

チップ運搬車

木質チップを運ぶトラックです。
飛散防止のためアオリが深くなっており、積載量が多く低床4軸車でボディ床面がスライドデッキシステムです。
ダンプアップしないで積載物が降ろすことが可能な安全性の高い車両です。

Renewable Energy

木質バイオマスで拡がるエネルギー